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2016年7月 1日 (金)

首、肩のコリについて

よく目に付くフレーズとして、肩こり、首の痛みは骨格の歪みから!!・・。これは間違いではないのですが正解でもありません(笑)。

そもそも歪みが無い人って皆無ですよ。なんでもかんでも歪みを原因に持ってくるのは無理があります。また、運動不足、年齢。普段の姿勢、デスクワークとか・・これらもよく聞くフレーズですが当てはまりません、はっきり言って。

同じデスクワークでも肩こらない人います。運動してても筋肉残りに悩まされている人たくさんいます。年齢は老若男女関係ないですし。姿勢も実は関係ない。

むしろ姿勢は結果論です。筋肉のコリは血管内に乳酸がたまっている方から。その乳酸を除去するのは肝臓ですね。ですから肩だろうと首だろうと腰だろうと筋肉のコリは乳酸が蓄積した身体の状態、つまり肝臓で分解しきれていないという肝臓の疲れです

その肝臓の養生無くして筋肉の疲労の解消は根本的には難しい・・。骨格矯正も根本治療ではないのですね。

乳酸は運動をした時だけではなく不安や心配事、憂い等呼吸が浅くなった時、イライラして呼吸が乱れている時、つまりストレス=心因性が元で発生する疲労物質のことです。

ですから、ストレスとそれに伴う肝臓の疲労、これが首、肩のコリの本当の原因です。

それでそういう部分を理解して、アプローチしていかなければいけないのです。

歪みとか運動不足とそんな単純な話ではないのです。ストレスから開放されて肝臓を養生すれば肩こりそのものが消えてしまうわけです。どこまでストレスに言及できるか、どこまで内臓にアプローチできるか、もっと言うならどこまで患者様にご理解頂けるか、が一番のポイントになるのです。

日本人は諸外国に比べ肩こりが多いと言われていますが・・。

日本人は外国人に比べて慢性肩こりの方の割合が多いようです。また、花粉症も国民病と言われ、日本人の罹患率が高いと言われています。これらは世界で最も不安感が強い日本人の国民性に起因しているしていると思われます。

心配、不安、恐れ、イライラ、憂い等の感情を抱いている時は、自律神経において交感神経が優位になり、呼吸が浅くなり、筋肉の緊張、内臓不良、免疫低下を招き、痛みや病気の大きな要因になることは、今までのコラムでも説明してきました。

その不安感に対して、心を落ち着かせたり気分転換を図ることで副交感神経を発動させ、交感神経が優位になりがちな自律神経を恒常的にコントロールするのは、脳の神経物質のセロトニンです。また、不安を打ち消す快感覚は、同じく脳の神経物質ドーパミンです。

セロトニンは日光を浴びることで体内の鉄分やタンパク質と合成し、生成が促進されます。しかし、そのセロトニンを取り込める量、分泌できる量は、アジア人は遺伝的に他の人種より少なく、更に日本人はその中でも少ないそうです。

その結果、内向的で依存心・不安感が強く、セロトニンによる気持ちの切り替えがスムーズに出来にくいのかもしれません。

セロトニンの不足分は、前述の日光浴、鉄分摂取、考え方の工夫などで補えれば問題ありませんが、ドーパミン分泌によって不安を打ち消す習慣が続くと、快刺激を得られる甘い物、飲酒、タバコ、安定剤、カフェイン、パチンコ、セックス等の依存症、中毒になってしまいます。

極端な例では今流行の危険ドラッグ。セロトニンには自律神経安定作用がありますが、ドーパミン依存はますます交感神経を優位にしてしまいます。

身体に良くないのは分かるけど、美味しいから止められない、というのは実はドーパミン中毒で、不安や恐れ等の心の不安定さを誤魔化す作用が働いているのですね。

ドーパミンはセロトニン同様、鉄分&タンパク質が材料なので、その習慣が続くと、慢性的な鉄不足になってしまいます。
鉄はヘモグロビンの材料でもあるので、不足すると酸素運搬能力の低下により、血流不全に、更に酸欠状態になり、血液を懸命に供給しようとして筋肉や関節に炎症が起こり、肩こりそして他部位の痛みも起こるのです。

女性は月経のため更に鉄不足→生理によるイライラ、うつが起こる→甘い物→ドーパミン浪費による鉄不足の悪循環となるため、女性に肩こりが多いのではないでしょうか。

ちなみに男性の肩こりは飲酒習慣のある方に多いです。肝臓炎症に加えて、アルコールは脳の血管にダイレクトに入り脳を萎縮させるので、神経物質の分泌能力も低下します。

このように不安感が強い精神構造を持っていることとドーパミン依存が、日本人的肩こりの正体ではないかと思います。

このドーパミン消費を補うためにその材料である鉄分を摂取し、ドーパミン依存から脱却し、セロトニン分泌を促進させるため、日光を浴びる習慣をより積極的に取り入れることが、日本人的慢性肩こりを解消する方法と言えます。

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