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2019年9月

2019年9月 8日 (日)

季節から健康を考える 冬偏

東洋医学では、冬は腎臓が機能低下を起こしやすい季節といわれています。外気の乾燥に加えて室内の暖房によりますます乾燥が強くなり、その影響で血液は煮詰まった味噌汁のようにドロドロになりやすくなります。

そうなると血栓が出来やすくなるので、冬場は脳梗塞の発症率が高くなります。そのため、血液を浄化する腎臓に負担がかかるのです。また、寒いと冷たい水より温かいお茶を飲みたくなるので、カフェインの利尿作用によりミネラルの排出が多くなり、身体のミネラルバランスが崩れて筋肉がつりやすくなります。利尿作用といっても、腎臓や膀胱等の泌尿器には負担がかかるため、機能が低下して脊髄神経に炎症が起こり、その神経根の背骨や骨盤の関節が捻挫しやすくなります。

近年、腎臓から各器官へメッセージ物質が分泌され、それぞれの臓器で補完し合い、身体を正常に維持する機能を持つことが解明されてきて、東洋医学の思想が科学的に証明されてきています。腎臓は泌尿器や内分泌器官としてだけでなく、それ以上に重要な役割を担っているようです。まさに肝腎要といえます。

ぎっくり腰等の腰痛症も冬に多い症状といえます。腎臓に負担がかからないように、夏場以上に乾燥対策も兼ねてミネラルウォーターをしっかり摂りましょう。筆者も常温で3~4リットルは水分を摂取しています。いくら飲んでも喉の渇きが取れない方は、ナトリウム等のミネラルバランスが崩れている可能性が考えられます。塩分は保温・体温調節作用・血行促進作用・それに伴う免疫作用・自律神経調整作用・ホルモン調整作用・殺菌作用等、非常に重要な役割を担っています。

血圧の上昇は腎臓から分泌されるホルモン(レニン)の作用によるもので、塩分の摂りすぎ等飲食物の影響によるものではありません。腎臓の機能維持には適切なミネラルバランスが必要で、塩に含まれるナトリウムが欠かせません。東洋医学で腎臓がダメージを受けやすい冬に塩辛い食材を推奨しているのは、とても理にかなっています。塩辛・塩昆布・塩豆等が良いでしょう。調味料は人工の食卓塩でなく、自然海塩がおすすめです。黒い食材(海苔や黒豆等)も良いとされています。これらの食材と水分をしっかり摂って、冬を乗り切りましょう。また、足裏のくぼみの中心部にある湧泉というポイント(ツボ)は、腎臓や副腎の機能回復や働きを促します。この部位もおすすめのポイントです。

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湧泉にもツボ押し棒で2~3分刺激する

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